2023.09.12
人口や世帯の動向を捉えるとともに、
内外の社会保障政策や制度についての研究や調査を行っている
厚生労働省に所属する国立の研究機関として、
国立社会保障・人口問題研究所という機関があります。
この機関から、さまざまな研究・調査結果が公表されていますが、
その中のひとつに、出産や子育ての現状、家族関係の実態を明らかにし、
家庭機能の変化の動向や要因を明らかにするための調査として、
「全国家庭動向調査」があります(概ね5年ごとに実施)。
その最新の調査結果(第7回)が、令和5年8月22日に公表されました。
【第7回全国家庭動向調査結果のポイント】
今回は主に、結婚経験のある女性がいる世帯のうち、
現在配偶者がいる女性(妻)が回答した、
次のような事項について、とりまとめられています。
●妻と夫の家事分担と家事内容(家事時間や家事分担割合など)
●妻と夫の育児分担と育児内容(育児時間や育児分担割合など)
●出産・⼦育てに関わるサポート資源(精神的・世話的・経済的サポート)
●妻と夫のコミュニケーション(共通行動の頻度・意思決定)
●親世代との同別居と居住距離
●親の介護の状況と妻の介護経験
●結婚・配偶関係の変化(婚姻届の有無・名乗っている姓など)
●家族に関する意識
調査結果の例として、妻と夫の1日の平均家事時間について、
妻は平日:247分、休日:276分となり、2018年調査より減少する一方で、
夫は平日:47分、休日:81分となり、前回調査より増加した。
妻の家事分担割合は低下しているものの、依然として80%を超える水準にある。
といったものがあります。
その他詳細は、
【第7回全国家庭動向調査の結果は、令和5(2023)年8月22日に公表されました。】
https://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ7/Kohyo/Kohyo.asp
をご覧ください。
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