2024.05.17
夏季を中心に、熱中症の発生が相次ぐ中、
職場においても熱中症が発生しており、
それが重篤化して死亡に至る事例も跡を絶たない状況です。
令和5年1年間の職場における熱中症による死傷者数をみると、
死亡を含む休業4日以上となる死傷者数は1,045人、
そのうち死亡者数は28人という人数からみても、
職場における熱中症の予防に取り組む必要があるといえます。
そこで、厚生労働省では、
毎年5月1日から9月30日までの期間を、
「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」と題し、
職場における熱中症予防対策の啓発などを行っておりますが、
令和6年5月1日から9月30日までの期間についても、
そのキャンペーンを実施することが公表されています。
【キャンペーン期間中に実施すべき主な事項】
<STEP1>
JIS規格に適合した暑さ指数計で暑さ指数を随時把握します。
<STEP2>
<STEP1>で測定した暑さ指数に応じて、
「暑さ指数を軽減するために必要な設備対策の実施」、
「水分や塩分の定期的な摂取」、「作業中の労働者の健康状態の確認」
などといった対策を徹底します。
さらに、重点取組期間としている令和6年7月1日から7月31日は、
「体調不良の者に異常を認めたときは、躊躇することなく救急隊を要請」
など、<STEP2>以上のより強い熱中症対策をすべきとしています。
職場における熱中症予防対策に関する詳細は、
【職場における熱中症予防情報】
https://neccyusho.mhlw.go.jp/
をご覧ください。